屋根塗装 Roof painting
屋根には、雨風や直射日光から家を守るという大切な役割があります。普段目にすることの無い屋根は、外壁より3割ほど早く劣化するので、気づかないうちに劣化が進んでしまいます。見えにくい場所なだけに、メンテナンスを忘れがちですが、定期的に点検を行い、早めの対処を行うことで住まいをきれいに長持ちさせることができます。
Example
01苔・カビの発生
日光があまり当たらない北側・湿度の高い場所・施工する周囲に植栽物が多い場所等に生じ易いです。 カビ・コケの発生には水分・湿気が不可欠になりますが、屋根塗膜の劣化に伴って、屋根が水分を溜めこんでしまい、カビ・コケが発生しやすくなります。防カビ・防藻機能はもちろんの事ですが、塗膜に防水性が無いとカビやコケの発生を食い止める事は難しくなります。
カビ・コケの発生は塗膜の劣化を促進します。また、カビやコケによって屋根の含水率が上昇すると共に、塗膜が劣化し、屋根材の劣化・雨漏りの原因にもなります。
02変退色・チョーキング
塗膜は、あらゆる自然環境によって劣化しますが、特に紫外線は、大きな塗膜の劣化要因と言えます。紫外線が塗料の顔料や樹脂組成を破壊・劣化させて、塗料の中の顔料がチョークの様な粉になってしまう現象の事をチョーキングといい、塗装の色が変わってしまいます。このような状態を変色と言います。退色とは、塗膜樹脂のツヤが低下した状態の事を言います。
03金属部の劣化
金属部の劣化は、錆による腐食、外部からの衝撃、金属の熱伸縮によるものなどが挙げられます。また金属部に錆が生じる事で腐食が激しくなり、赤錆や屋根に穴が開いてしまった場合は、新たに屋根材を貼り替えなくてはいけない場合もあります。
04基材の破損
外部からの衝撃や屋根材の蓄熱による熱収縮、水分の凍結・融解などによるものです。塗装による防水性が衰えてくると、屋根材の表層に細かいクラックが発生し、そこから雨が入り、割れ始めます。 屋根材に水を含んだまま、急激に乾燥・凍結した場合、屋根材が割れたり、反ってしまう事があります。
基材の激しい劣化は、屋根材そのものを貼り替えなければならない可能性が出てくるので、注意する必要があります。
05塗膜の膨れ・捲れ・剥がれ
屋根に生じる塗膜の膨れ・捲れ・剥がれは、塗料の密着不良、縁切り作業が不十分な場合、基材の屋根材の蓄熱による熱収縮、水分の凍結・融解が主な原因です。
また、下塗り工程(シーラー塗布量)・下地調整(高圧洗浄・ケレン・乾燥養生)が不十分だった場合も、塗膜にこのような症状があらわれます。この様な状態になった場合には、塗膜が機能していないので、早急に塗り替えする事をおススメします。
Type
素材名 | 期待耐用年数 | 素材特性 | 単価 |
---|---|---|---|
シリコン | ~約10年 | 低価格で基本性能はしっかり屋根や外壁の塗装でも一般的な塗料です。汚れにくく・色褪せにくいです。さらに防カビ性や防藻性も優れています。 | 1500円~2300円 |
ラジカル制御型シリコン | 約10年〜13年 | ハイクラスシリコン塗料「ラジカル」とは、塗料の主成分のひとつ「酸化チタン」に紫外線が当ることにより発生する物質で、塗膜を破壊し劣化を促進させます。 | 1700円~2500円 |
フッ素 | 約13年〜17年 | 高い耐候性と美しさを両立フッ素樹脂の化学的安定性により、卓越した耐候性が期待できるほか、塗膜表面が親水性であるため長期に亘り低汚染性を発揮するなど高耐候、超低汚染塗料です。 | 2500円~3500円 |
無機 | 約15年〜 | 紫外線に強いフッ素樹脂と無機成分を配合したハイブリット塗料「無機」の強靭さと「有機」の柔軟性、そしてフッソレジンの素材の保護機能を高効率で配合させることで優れた耐候性を発揮。緻密で強靭な塗膜をもった最高ランク塗料です。 | 3000円~4500円 |
遮熱塗装、断熱塗装、各種屋根工事など対応
家の大きさ、屋根の状態などは、お客様の住まいによって異なります。
具体的な料金につきましては、住まいの診断をさせていただき、塗装が必要か不要か判断、お客様のご予算、ご要望をお伺いした上で、最適なプランをご提案させていただきます。
塗料についてのご質問などは、お気軽にお問合わせください。
- 足場の組み立て工事代は別途必要になります。
- ㎡数の大小・外壁材の形状・旧塗膜の種類により価格単価が異なります。
- 50㎡以下の少量施工の場合、材工一式工事となる場合がある事をご了承下さい。
Flow
養生シート貼り
高圧洗浄時に汚水の飛散防止の為にメッシュシートの内側に水を通さないシートを貼り、近隣のご迷惑にならないようにします。
高圧洗浄
埃・苔などの汚れや脆弱な旧塗膜は、屋根塗装の妨げとなる為、塗装する前に高圧洗浄で入念に洗い流す必要があります。
不十分な高圧洗浄は、塗装の密着不良や光沢ムラの原因になります。
また軒樋や縦樋内の詰まり防止の為、雨樋内の洗浄も同時におこなっています。
十分な高圧洗浄と素地が乾燥した状態で塗装作業が行われていれば、簡単に塗膜が剥がれる事はありません。屋根材下地補修
劣化症状に応じて、クラック補修・屋根材の部分差し替え等の適切な屋根補修を行います。
金属部下塗り(変性エポキシ樹脂プライマー)
棟板金などの金属部分全体に紙やすりで細かな傷を付け、塗料の付着力を向上させる「足付け」を行います。
錆が発生していれば除去し金属部全体に変性エポキシ樹脂プライマー(錆止め)を塗ります。
その際、棟板金を止めている釘の浮きがあった場合には打ち込みや釘の打ち替えをおこないます。スレート部下塗り(シーラー塗装1~2回)
中塗り塗料の密着を良くする為の接着材として、また劣化した屋根材の吸い込みを抑える為にシーラーを塗装します。劣化が進んで吸い込みが酷い場合には2度行います。
多くは透明ですが遮熱塗料の下塗りには遮熱効果向上のため白色を使用します。縁切り(タスペーサー取り付け)
タスペーサーを取り付けます。縁切りと呼ばれる工程です。
カラーベスト屋根の場合、塗装することで重なり箇所が塗料で塞がってしまい通気ができなくなり、場合によっては屋根の下地が腐敗し雨漏れします。塗料が密着して塞がってしまわないように隙間を作る工程を縁切りと呼びます。
(屋根材に4mm以上の隙間がある場合や、反りがある場合には、タスペーサーは必要有りません)中塗り
お選びいただいたお色の塗料の1回目の塗装作業になります。
通常中塗りと上塗りは同じ塗料を2度塗装しますがフッ素塗料などは専用の中塗り材を使用する場合があります。上塗り
お選びいただいたお色の塗料の2回目の塗装作業になります。
養生シート貼り
高圧洗浄時に汚水の飛散防止の為にメッシュシートの内側に水を通さないシートを貼り、近隣のご迷惑にならないようにします。
高圧洗浄
埃・苔などの汚れや脆弱な旧塗膜は、屋根塗装の妨げとなる為、塗装する前に高圧洗浄で入念に洗い流す必要があります。不十分な高圧洗浄は、塗装の密着不良や光沢ムラの原因になります。
また軒樋や縦樋内の詰まり防止の為、雨樋内の洗浄も同時に行っています。
十分な高圧洗浄と素地が乾燥した状態で塗装作業が行われていれば、簡単に塗膜が剥がれる事はありません。屋根材下地補修
劣化症状に応じて、クラック補修・屋根材の部分差し替え等の適切な屋根補修を行います。
金属部下塗り(変性エポキシ樹脂プライマー)
棟板金などの金属部分全体に紙やすりで細かな傷を付け、塗料の付着力を向上させる「足付け」を行います。
錆が発生していれば除去し金属部全体に変性エポキシ樹脂プライマー(錆止め)を塗ります。
その際、棟板金を止めている釘の浮きがあった場合には打ち込みや釘の打ち替えをおこないます。瓦下塗り(浸透性変性エポキシプライマー1~2回)
中塗り塗料の密着を良くする為の接着材として、また劣化した屋根材の吸い込みを抑える為にシーラーを塗装します。
表面が完全に「塗れ肌感」になるまで、シーラーをたっぷり含ませる様、塗布します。
また、下塗り前には、必ず屋根材の掃き掃除を行い、屋根材の表面には、砂やゴミが無い状態にする事が重要です。中塗り
お選びいただいたお色の塗料の1回目の塗装作業になります。
常中塗りと上塗りは同じ塗料を2度塗装しますがフッ素塗料などは専用の中塗り材を使用する場合があります。上塗り
お選びいただいたお色の塗料の2回目の塗装作業になります。
養生シート貼り
高圧洗浄時に汚水の飛散防止の為にメッシュシートの内側に水を通さないシートを貼り、近隣のご迷惑にならないようにします。
全体下地処理(発錆部錆落とし、足付け作業)
金属部分全体に紙やすりで細かな傷を付け、塗料の付着力を向上させる「足付け」を行います。
錆が発生していれば除去します。
その際、板金を止めている釘の浮きがあった場合には打ち込みや釘の打ち替えをおこないます。高圧洗浄
埃・苔などの汚れや脆弱な旧塗膜は、屋根塗装の妨げとなる為、塗装する前に高圧洗浄で入念に洗い流す必要があります。
不十分な高圧洗浄は、塗装の密着不良や光沢ムラの原因になります。
また軒樋や縦樋内の詰まり防止の為、雨樋内の洗浄も同時におこなっています。
十分な高圧洗浄と素地が乾燥した状態で塗装作業が行われていれば、簡単に塗膜が剥がれる事はありません。屋根材下地補修
シーリングの打ち替えや補修等、適切な屋根補修を行います。
下塗り(変性エポキシ樹脂プライマー)
金属部全体に変性エポキシ樹脂プライマー(錆止め)を塗ります。
中塗り
お選びいただいたお色の塗料の1回目の塗装作業になります。
通常中塗りと上塗りは同じ塗料を2度塗装しますがフッ素塗料などは専用の中塗り材を使用する場合があります。上塗り
お選びいただいたお色の塗料の2回目の塗装作業になります。