昨年、ご近所で工事をさせていただいたお客様からのご紹介で外装診断させていただきました。
築12年目でシーリングの劣化と外壁の色褪せを気にされていました。
特に西面の日当たりが良く、シーリングと外壁表面が劣化していたので、工事させていただくことになりました。

お客様から「クリアー塗装でお願いしたい」とのご要望がありましたが、西面と南面の変退色が進行していたので施工不可とお伝えしました。
「だったらガラリとイメージを変えてみては？」とカラーシュミレーションを使って数プラン提案させていただくとお客様にも気に入っていただくことができたので、１ケ月以上かけて色のお打ち合わせを行いました。

近年の流行しているのは一階部分が淡彩色で２階が濃色を使用する配色パターンです。
当物件は下地が通気工法で濃色でも問題ありませんので、彩度を落とした濃いブルー系と薄い黄色系のアイボリーをお勧めしました。
当初、ベランダ手摺壁も濃いブルーでしたが、もう少しインパクトが欲しいとのご要望で濃いグレーに変更しました。

１階外壁には耐候性と低汚染性に優れるラジカル制御型シリコンの最上位「ダイナアクセル」を使用しました。
２階外壁は濃色なので色褪せが目立ち易いことから、樹脂のグレードを上げて無機塗料を使用しました。