昨年、鉄部塗装をさせていただいたお客様から「破風板の塗料が捲れているので塗装して欲しい」とのご依頼でした。

木製破風板全体が経年劣化によって古い塗膜が剥がれている状態で、浮いている古い塗膜を入念に剥がしてから全体を研磨し、木部専用塗料を３回塗りしました。
材料が少し余ったので紫外線の影響を受けやすい西面と南面には５回塗りさせていただきました。

屋外で使用されている木材は放置しておくと変形や腐朽してしまい、風雨から建物を守る機能を失ってしまいます。
そうなってしまう前に、こまめなメンテナンスすることが大切です。

今回使用したのは大阪ガスケミカル社のキシラデコールコンゾランです。
キシラデコールコンゾランは木材の伸縮に追従する弾性塗膜でありながら、木材の調湿作用を妨げない透湿性あります。
また防虫・防腐剤も添加されていて、まさに木部専用塗料です。

従来、木材への塗装はあまり長持ちしませんでした。
10年程前から弊店でもキシラデコールコンゾランを使用していますが従来の塗装に比べてかなり長持ちするようになりました。
色数は少ないですが、木部の塗装にはお勧めします。

詳しくはブログへ「木部への塗装」