そもそも、外壁塗装で足場をかける必要があるのか？

外壁塗装や屋根塗装を検討しているお客様の中には、「足場を組まずに脚立やはしごを使って塗装する事はできないのだろうか？」‥と考えているお客様もいるかと思いますが、結論から先にお伝えしますと、仮設足場は、必ず組んでもらった方が絶対に良いです。

仮設足場が必要な３つの理由

1.足場によって安全性を確保する

外壁塗装をする際には足場を設置しなければいけない理由は作業する際の安全面の確保があげられます。

安全な足場があることで高い場所に塗料や必要な道具を持って行ったり、安全に移動する事ができます。
ですから、安全に作業を行うためには頑丈で足元が安定している足場が必要です。

また屋根を塗装する際、屋根の勾配が急な場合は、塗装作業を行う職人の安全性と作業性を確保するため、屋根の上に格子状に足場を組む必要がある場合もあります。

もし安全な足場がなかったら、作業中に物を落としたり、転落してしまったりする危険性があります。

　2.高所で丁寧な作業を行うため

外壁塗装は、高い場所での作業というだけでも危険性が伴いますが、不安定な場所での作業かつ丁寧で質の高い塗装を行わなければなりません。

いくら職人が高い場所に慣れているとは言え、足元が不安定で転落の可能性がある状態では作業に集中しづらいです。

そのため、足場をしっかり仮設して職人が集中して作業をできる環境を作ることで、塗装の塗りムラや塗料の量の確認をしっかり行えます。

外壁塗装の不具合を防ぐためにも、足場は必要だと言えます。

　3.近隣への配慮

外壁塗装を行う際、足場を仮設する目的の一つとして、近隣への配慮が挙げられます。

足場を組んだ後、近隣への配慮として飛散防止ネットを設置します。
足場の飛散防止ネットは、近隣の家や車、通行人に汚れた洗浄水や塗料が掛かるのを防ぐためのものです。

ですから、足場と飛散防止ネットは塗装前のご近隣への配慮として必要な工程だと言えます。

まとめ

実際、脚立やハシゴだけで住宅を塗装をする事は不可能ではありません。
しかし足場が無い場合、上下左右の移動がしづらく、両手放しで作業ができないので、品質の良い塗装ができません。

中には足場がなくても塗装できますと言う業者もいるかと思いますが、ちょっと冷静に考えてみると先にお伝えした通り、作業上の足場が安定しない分、作業がしづらいので、作業に時間が掛かり、おまけに品質の良い塗装ができないという事は容易に想像できますし、高額な塗装工事の足場費用をケチった事によって、塗装工事が台無しになってしまいます。

つまり、足場を組む事は、品質の良い外壁や屋根の塗装工事にとって必要不可欠だと言えます。