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カビ・コケの付着 対処法

コケの発生は、風に飛ばされたコケの胞子が壁面や屋根に付着する事でおこります。
コケは、林や川べりなどから風によって胞子が飛び、お家に付着すると、湿気を吸って成長をします。

コケは、水分や胞子などの栄養分があるとどんどん増えていきます。
特に温度や雨などで湿度が上がる箇所は繁殖が早いため、劣化して防水性が低下した外壁や屋根に含水率が増えるとコケが増えやすくなります。

 

コケの付きやすい環境

コケが生えやすい環境には特徴があるため、以下にまとめてみます。

  • 1.外壁材や塗膜の劣化がある
  • 2.直接日光は当たらないが明るい場所がある
  • 3.屋根の影がある
  • 4.風通しが良くない
  • 5.樹木が近くにある
  • 6.池・川・用水路・田園が近くにある
  • 7.凹凸が大いため胞子が付きやすい外壁面
  • 8.湿度が高い
  • 9.近所でコケが生えている外壁がある
  • 10.塗装がされて2~5年以上たっている
  • 11.緑が豊富な場所が近い

コケによっても、薄暗い場所や日光が当たるところで発生するタイプなど様々です。

しかし、目に見えていなくても胞子が飛んでいる可能性もあるので、ほぼ回避はできません。

 

 

コケを放っておくと起こる劣化現象

コケは水分を含み、保水する力がある為、外装材が常に湿っている状態になります。

ゆっくりと、壁面の塗膜を侵し、基材に水が浸み込む恐れがあります。

窯業系サイディングが外壁材の場合、水を常に吸っていると反りや中性化現象などの劣化に繋がる可能性があります。

またコケを放っておくと、水分を吸ってさらに増殖をします。特に、コケが胞子を撒く時期に一層増えていきます。

 

コケの除去

当店ではコケの発生が著しい場合には、通常の高圧洗浄にくわえてコケ除去をおすすめしています。

使用する薬剤はミヤキ社の「カビコケモ」 アルカリ性の次亜塩素酸ナトリウムです。
次亜塩素酸ナトリウムは塩素系殺菌剤のひとつであり、食品製造の分野で食品添加物殺菌料として活用されています。
また、上水道やプールの殺菌に使用されていて、家庭用に販売されている液体の塩素系漂白剤や、殺菌剤(洗濯用、キッチン用、ほ乳ビンの殺菌用など)などに使用されています。

ただし、植物や水生動物には少なからず影響はありますので使用する環境にも注意が必要です。